史上初めてフルセットまでもつれた女子バレー五輪決勝。衝撃の結末に批判殺到。
江上由美も憧れた伝説のミドル・飯田高子。
当時の女子バレー選手としては異例の大学出身であり、出場した5度の日本リーグでMVP&敢闘賞を各2回、スパイク賞2回、ブロック賞4回、ベスト6に選ばれること5回とまさにセンターエースとして活躍。全日本には欠かせない選手だったが、ミュンヘン五輪決勝の土壇場でまさかのサーブミスは生涯、心に残る傷となった。その後、何度か引退を決意するも引き止められ、当時としては異例の30歳まで現役を続け、4年後のモントリオール五輪ではキャプテンとしてチームをまとめ金メダルに輝いた。
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00:00 Opening
01:38 前半戦ハイライト
03:14 3rd set
05:20 4th set
08:33 5th set
12:54 Ending
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● ミュンヘン五輪 スタメン
①松村勝美:173㎝ 28歳
②山下規子:172㎝ 27歳
④飯田高子:174㎝ 26歳
⑤生沼スミエ:173㎝ 25歳
⑥古川牧子:173㎝ 25歳
⑧島影せい子:172㎝ 23歳
サブメンバー
⑩塩川美知子:172㎝ 21歳
⑪岡本真理子:174㎝ 20歳
⑫白井貴子:182㎝ 20歳
※背番号 氏名:身長 年齢
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本大会では女子バレー決勝前日にイスラエル選手団の宿舎がパレスチナの過激派に襲撃される事件が勃発し、決勝が一日延期になった事が運命の分かれ目となった。日本は主力選手の数人が生理になり、体調を崩すなどパフォーマンスが落ちたが、準決勝で接戦を勝ち抜いたソビエトには想定外の休養でコンディションを戻す事ができたといわれる。
決勝当日は小島監督らしく守備重視のスタメンとなったが途中交代の白井が大爆発。第5セットはついにスタメン起用されたが提出したスタメン表で白井が後衛からスタートになる記入ミスが発生。また、終盤に飯田高子の痛恨のサーブミスで万事休す。追い上げムードに水を差し、そこから連続失点で敗退。スタメン表の記入ミスとともに批判の的となった。
いつの時代も目立つサーブミスは取り上げられがちだが、この試合も勝負の分岐点はいくつもあり、飯田のサーブミスもその一つだったに過ぎない。2024年パリ五輪の男子バレー準々決勝でも小野寺選手のマッチポイントでのサーブミスが話題になった。時代は繰り返す。4年後の男子バレーにも雪辱を期待したい。
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