新型コロナウイルスによって高校総体をはじめさまざまな大会が中止となった2020年。
当時、活躍が期待された高校生アスリートたちのいまを追う特集です。
今回紹介するのは、鹿児島情報高校出身”水泳”の西小野皓大選手です。

朝の静寂なプールに波打つ芸術的なバサロキック!!
中京大学4年の西小野皓大選手は高い身体能力を地道な努力で磨き上げ、今年3月の競泳の日本選手権200m背泳ぎで世界水泳代表に内定しました。

「やはりバサロキックが上手なので、世界選手権の時でもラスト50mのバサロキックでぐんぐん上げてくるので、そこに注目してもらえたらいいかなと思います。」
こう話すのは2024年のインカレまでライバル関係にあった尾矢海太学生コーチ。
現在はトレーニングを共にする仲で、西小野選手をそばで支えてきました。

(尾矢海太学生コーチ)
「一つひとつの動作が丁寧というか、すごくクオリティが高いので、そういう部分が結果に繋がっていくんだろうなって思います。」

取材に訪れたのはオフ明けの月曜日、アップの1本1本から自分の体と丁寧に向き合う姿が印象的でした。
そんな西小野選手の姿勢の裏には幼少期からの明確な目標設計があります。

(西小野選手:中学3年生当時)
「2020年にあるかごしま国体で優勝することが目標でその後で世界選手権やオリンピックに出場できる選手になりたいと思っています。」

中学3年で出場した日本選手権では200m背泳ぎに唯一の中学生として出場し、自己ベストを更新する2分3秒0の記録を残すなど、トップスイマーと数多くの舞台で競い合ってきました。

しかし高校2年生の夏、高校総体が新型コロナウイルスの影響で中止に・・・
さらに、中学生から夢見ていたかごしま国体の延期も決まりました。

(西小野選手)
「すごくショックだったし、もう当時はすごく落ち込んだりもしました。」

それでも未来を見据え前を向きました。

「(大会が)ない中でも、自分の水泳のキャリアはまだ続いていくと思っていましたし、やることは変えずに今まで通りしっかりトレーニングしようという思いで、そこはブレずにやりました。」

こうして積み重ねてきた努力の日々。
しかし、高校3年生の4月に行われた東京オリンピック選考会・日本選手権では8位と非常に悔しい結果に・・・
数々の制約の中行われた高校3年のインターハイでも我慢が続きました。
そうして中京大学に進学、2024年3月のパリオリンピック選考会では準決勝で9位に終わりました。
そんな西小野選手を影で支えていたのが中京大学水泳部の草薙コーチです。

(草薙コーチ)
「大変は大きく変わるチャンスだよ。大変は良い言葉じゃないとみんな捉えるけれど、大変のあとに大きく変われるから、大変な時こそ大きく変われると思って、チャレンジしてほしいなっていう話を一番しているかもしれないですね。」
「あとは人間やはり弱い生き物なので、弱さを出すことが弱いのではなくて、弱さを隠すことが弱さなので、言葉にしようということを言っていますね。」

こうした恩師の助言が西小野選手を後押ししました。

(西小野選手)
「一かき一かきの泳ぎをしっかり大きくというのを意識して泳ぐようにしていたが、思い切って去年の秋・冬ぐらいからは、もう一回テンポに戻してみて原点に戻れたことが良かったのかなと思います。」

コロナ禍からの変化として、何事も当たり前ではないということにより気づけたと話す西小野選手。
そんな西小野選手が今の高校生に伝えたいこととは?

「小さい頃からの親の教えなんですけど、謙虚であれ素直であれ」
「やはり仲間であったり、支えて下さる家族やコーチのつながりを大切にして、悔いのないように全力で頑張ってほしいなという思いです。」

詳しくは動画をご覧ください。

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