47号、そして48号――大谷翔平の二発が敵地を揺らした瞬間、5連敗に沈んでいたドジャースは一夜にして甦った。菅野智之を粉砕した打球は、単なる得点ではなく、絶望を切り裂く“稲妻”だった。

だがその裏で、再び波紋が広がる。二軍調整中のタナー・スコットが「偶然の産物」と発言し、クラブハウスに冷水を浴びせたのだ。これに対し、守護神を務めたジャック・ドライヤーは「彼の努力への冒涜だ」と一刀両断。「今のドジャースを支えているのはオオタニだ」と言い切り、内部の空気は一変した。

ロバーツ監督も異例の対応に踏み切り、スコットの調整期間を延長。マンシーも「団結を乱す者を許してはいけない」と断言し、チームは結束を固め直した。さらに、ハーシュハイザーやフランク・トーマスといったレジェンドが「決して偶然ではない」と口を揃え、MVP議論は再燃。メディアは「大谷が連敗を終わらせた英雄」と大見出しを打った。

数字を超え、仲間を導く象徴となった二本の本塁打。その余波は球場を超えて、球団の未来をも揺さぶっている。

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