静寂は、突然訪れた。

順調な流れ、
完璧な立ち上がり、
そして何もないはずの一瞬。

その直後、
チームの“中心”が消えた。

声の消えたダグアウト、
止まった時間、
そして共有された不安。

それは事故ではない。
積み重なった何かが、
限界を越えた瞬間だった。

支える者、
止める者、
そして受け止めきれない現実。

問われているのは勝敗ではない。
――「この喪失をどう乗り越えるのか」という覚悟だ。

崩れたのは一人ではない。
それは、チーム全体の“均衡”だった。

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