ドジャース対エンゼルス「フリーウェイ・シリーズ」第2戦(日本時間6月7日・ロサンゼルス)
大谷翔平が初回から爆発。チームの大量得点を呼び込む11号2ランホームランを放ち、ドジャースが古巣エンゼルスを相手に圧倒的な強さを見せた。

■ 初回から試合を決めた9点の猛攻
ドジャースはこの日、先発マウンドに山本由伸を送り込んだ。その山本を打線が強力に後押し。初回からビッグイニングを演出し、一挙9点を奪う猛攻で試合の主導権を早々に掌握した。先発投手にとって、これ以上ない援護射撃となった。

■ 大谷翔平・今季11号ホームラン
口火を切ったのは、やはり大谷翔平だった。1番・指名打者でスタメン出場した大谷は、初回2死二塁の場面で打席に立つ。相手は2番手の左腕スーター。内側を突くシンカーで攻めてきたが、大谷は力でも技でもなく「間合い」で完璧に捉え、左中間スタンドへ一直線に運んだ。打球速度110.4マイル(約177.7キロ)、飛距離406フィート(約123.7メートル)の完璧な当たり。逆方向への力強い2ランホームランで、チームに勢いをもたらした。
古巣エンゼルスの選手たちが見守る中での一発は、敵の放送席からも嘆きの声が漏れるほどのインパクトだった。

■ レジェンドたちはこう見た
元アストロズ監督・ダスティ・ベイカーは「波に乗った瞬間に手がつけられなくなる男を何人も見てきたが、大谷は別格。一度スイッチが入った大谷は誰にも止められない。コースを散らそうが緩急をつけようが、乗っている時の大谷はその全部を打ち返してくる。ピッチャーからすれば悪夢だ」と脱帽。
データ分析の視点からアレックス・ロドリゲスは「打球速度110マイルで逆方向に完全に芯で捉えた、本物のホームラン。ここ数試合ヒットは出ており、調子そのものは全く落ちていなかった。爆発するのは時間の問題だった」と冷静に分析。
デビッド・オルティスは「翔平の逆方向への一発が一番好きだ。無理に引っ張らずあのまま逆方向へ運ぶのは、技術と力の両方を持っている証拠。古巣エンゼルス相手にあの一発、ファンが熱狂するのも当然さ」と興奮を隠せなかった。

■ 歴史的記録まであと9本
この一発でメジャー通算300本塁打まであと9本に迫った。レジェンドたちが口を揃えて語るのは「大谷は記録を狙って打つのではなく、目の前の一球に集中した結果、気づいたら歴史的な場所に立っている選手だ」ということ。打って、投手を助けて、チームを勝たせる。それが大谷翔平のスタイルだ。
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