熊谷は19年W杯決勝T1回戦のオランダ戦で1―1の後半終了間際にシュートを防ごうとブロックに入ったが、ボールが左腕に当たってPKを献上し、決勝点を奪われて敗戦。21年の東京五輪でも決勝T初戦で敗れ、試合後には長く代表でプレーした岩渕真奈(30)と夜通し語り合った。今大会は選出外となった岩渕を始め、なでしこを支えたすべての人の思いを背負う。「ここで終わるのはもったいないし、まだまだこのチーム、いけると思うんで」。頼もしい主将が世界一へけん引する。(田中 孝憲)

◆女子W杯 決勝トーナメント1回戦 日本3―1ノルウェー(5日・ウェリントン・リージョナルスタジアム)

 【ウェリントン(ニュージーランド)5日=田中孝憲】なでしこジャパンが決勝トーナメント(T)初戦でノルウェーに3―1で勝利し、2大会ぶりに8強進出を決めた。1―0の前半20分に平均身長170・3センチの“ノルウェー山脈”の高さに屈して今大会初失点を喫したが、その後は主将のDF熊谷紗希(32)=ローマ=、GK山下杏也加(27)=INAC神戸=を中心に守り抜いた。後半5分にはMF清水梨紗(27)=ウェストハム=がW杯初ゴールとなる決勝点を決めた。

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