投手・大谷翔平の凄さは、球の速さではなく「頭の良さ」にある

今回の解説は、通算303勝、サイ・ヤング賞5回受賞、メジャー史上最も恐れられた左腕「ビッグユニット」ことランディ・ジョンソン氏。4連敗中だったドジャースの嫌な流れを断ち切った大谷翔平選手の投球を、レジェンドの視点から徹底解剖します。

■ 知性で打者を支配したピッチング

ランディ・ジョンソン氏が真っ先に注目したのは初回の投球でした。大谷選手はストレートと縦に曲がるスライダーの2球種だけで打者を抑えました。なぜこれが効くのか。全ての球が同じ高さ、同じ軌道から打者に向かってくるからです。打者の目には途中まで全く同じボールに見え、それがストライクゾーンに来るのか膝元に落ちるのか、判断する時間がありません。ジョンソン氏はこれを「パワーで押すピッチングではなく、打者の目と脳を騙すピッチング」と表現しました。速球の威力だけに頼るのではなく、打者の認知そのものを狂わせるという、非常に高度な投球術です。

■ 進化したスイーパーのリリースポイント

2回以降、大谷選手はスイーパーも交えた投球を展開しました。ジョンソン氏が特に注目したのは「腕の位置」です。かつての大谷選手はスイーパーを投げる際に腕がサイド気味に下がることがあり、それが打者にとってのヒントになっていました。しかし今の大谷選手はそれを完全に封印しています。全ての球種を同じ腕の角度からリリースすることで、球種ごとに腕の出どころが変わるという打者へのヒントを完全に消し去りました。スイーパーのリリースポイントを根本から変えてきたことに、ジョンソン氏は「彼は自分を進化させ続けている」と驚きを隠しませんでした。

■ 4回の3者連続三振が持つ本当の意味

この試合のハイライトともいえる4回の3者連続三振について、ジョンソン氏はスコア以上の意味があると語りました。チームが4連敗している中でマウンドに上がる重圧は、外から見ている以上に凄まじいものがあります。全員が「今日こそ勝たなきゃいけない」と思っているその場面で、エースが3者連続三振を奪う。これによってベンチの空気が一変するのです。「大谷が抑えてる、俺たちも打たなきゃ」という気持ちがチーム全体に広がり、実際に打線が繋がって2点を奪い取りました。大谷選手の投球がチーム全体に火をつけたのです。

■ まとめ

今回の登板で大谷翔平選手が見せたのは、速球で打者をねじ伏せる力任せのピッチングではありませんでした。同じ軌道から複数の球種を投げ分けて打者の判断力を奪い、リリースポイントを統一することで球種の手がかりを消し去る。まさに「知性で支配する投球」です。そしてその投球はチームの士気をも変え、4連敗という暗い流れを断ち切る原動力となりました。レジェンド、ランディ・ジョンソン氏が絶賛した大谷翔平の進化を、ぜひご覧ください。
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